The Remote Viewer / Here I Go Again on my Own

下北沢のディスクユニオンにふと立ち寄ってみると、クラブ・ミュージックのコーナーで『630円までのCD、レコードは全部100円』っていう、持ってけ泥棒セールをやっており、断る理由もないのでゴソゴソ見させてもらっていると、盤質はあんまり良くないものの大好きなユニットのアルバムが出てきたので買って帰りました。
The Remote Viewer / Here I Go Again on my Own (city centre offices)
1.I Climbed A Mountain
2.Spend More Time With Me
3.Remote Views
4.There Used To Be More Of Us
5.We Found Sound
6.The Sound Of A Finished Kiss
7.I Waited But Nothing Happened
8.Snow It Falls On
9.Leuvenbeat
10.Drunken Noise
ベルリンとマンチェスターから、音響〜エレクトロニカでとても良い空間を作り出したサウンドを発信してくれているccoこと
city centre offices というレーベルから2002年にリリースされていた The Remote Viewer というユニットのアルバム "Here I Go Again on my Own" 。
常にやわらかくカドのとれた優しい質感の音で刻むリズムとメロディーが、これがエレクトロニック・ミュージックであるということを忘れさせてくれるくらい心地良い瞬間を紡ぎ上げてくれています。適度なローファイ・サウンドは耳と心に良いと思うのは僕だけですかね。
彼らのサウンドを知るきっかけになったのは、このユニットの別名義である the boats の "songs by the sea" (moteer) を聴いてからです。2年くらい前のリリースでその頃買ったんだったと思うんだけど、この作品を聴いてエレクトロニック・ミュージックで奏でられているサウンドの見え方が、自分の中で少し新しい方向に変わる転機になった一枚でした。決してハデな音ではなく、またハイファイなサウンドでもないのに、どうしてこんなにもスピーカーの裏側に広がる情景を確実に投影できるのだろうか、という事にしばらく感動していました。
おそらく「ローファイな音」で「感傷的なメロディー(またはコード)」を鳴らされると、個人的にとても弱いんですが、彼らのサウンドに対して感動している部分は、それに加えて「音の隙間」の心地良さというのもあるような気がしています。泣けるエレクトロニック・ミュージックって、個人的にだけど、その瞬間に鳴っている音の数とか、間とかが、もうなんともいえないくらい絶妙なんですよね。
2006年06月06日 CD & レコード トラックバック:0 コメント:46